山寄りの家

●設計事例の所在地: 
東京都奥多摩町
●面積(坪): 
51㎡(15坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

リビング

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

木をふんだんに使った小さな家が第一の希望でした。
定年を機に、ご夫婦で週の半分を畑仕事をしながらゆっくりと暮らす場所で、土足でそのまま入れる土間リビングと薪ストーブも外せない条件でした。
コストを抑える目的もありましたが、ご自分たちも家造りに参加されたいとのことでしたので、壁の漆喰塗りとウッドデッキはDIYとしました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

気さくな印象を持っていただけたようです。
また女性だったこともあるようです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

土間リビングの利点を最大限に活かす為、あえて玄関は設けず、畑側のテラスから出入りするようにしました。
丸太の大黒柱もご希望でしたので、私の設計で得意とする大工手刻みの木組みで構造を見せる造りにしました。
窓は道路からの視線を避けながら、周りの自然を借景として室内に取り入れる配置にし、南は針葉樹の濃い緑を、北はモミジの紅葉を楽しみます。
冬場はかなり気温が下がる地域ですが、日の光と薪ストーブで快適に過ごせているようです。

依頼者の声: 

厳しい予算でしたが、可能な限り要望を実現できるように色々と提案をしていただきました。
一緒に作業した漆喰塗りもとても楽しかったです。
以前は冬はあまり来ませんでしたが、この家を建ててから手刻みのダイナミックな構造と薪ストーブの炎を見ながら過ごす冬の夜を満喫しています。
自分たちでこれから少しずつ手を加えて行く楽しみもでき、木の家にして良かったと思っています。

その他の画像: 

外観

リビング

階段

キッチン

設計者

ユーザー スタジオ紡 林 寿子 の写真
オフライン
Last seen: 4年 6ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:20