印旛の家

●設計事例の所在地: 
千葉県印旛郡
●面積(坪): 
33.53坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

キッチンからの眺めです。南から東の庭まで臨む位置にあります。台所に立っていても、庭を近くに感じられます。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

江戸後期に建てられた御母屋が朽ちて解体され、そこにこの家は建てられました。
その御母屋の記憶や思い出を残すべく「印旛の家」に、御母屋で使われていた梁や差鴨居、煤竹を再利用し、受け継いでいます。
緑豊かな大きな敷地の一角に、昔からそこにあったかの様に、ひっそりと控え目で奥ゆかしい家になるようにつとめました。
内部は、小屋組をあらわした天井の高い開放的な空間とし、おおらかに暮らせるように考えています。

その他の画像: 

建物外観です。軒の出は1500あります。屋根勾配を緩やかにし、杉板の外壁なので、周囲の雑木に馴染んでいます。

和室の掘り炬燵です。柿渋和紙を建具に貼り、床柱は御母屋で使われていた煤竹を再利用しています。

リビング・ダイニングです。本棚の棚板やカウンターは、こちらも御母屋で使われていた梁や差鴨居を再利用しています。夏は風が通り、冬はペレットストーブで快適に過ごせます。

桧と十和田石の浴室です。奥にはデッキ、右側は坪庭になっており、湯船に浸かりながら夜空を眺められます。

設計者

ユーザー 野口修アーキテクツアトリエ 野口修一 の写真
オフライン
Last seen: 4年 5ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:24