西市の家
●設計事例の所在地:
岡山市南区西市
●面積(坪):
45坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
「西市の家」。南西側からの外観。塀と建物を一体化させて中庭や南庭を取り込み、外部に影響されない快適な居住空間を目指した。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
完成を急がれながらも、共働きのご夫婦が使い易く、落着いた空間を望まれた。
依頼者があなたに依頼した決め手:
工期、空間の質、経験をかっていただき、信頼をいただいたことでしょうか。間取りが決まったとき、「佐野さんは、家族間のことをよく分かってますね。このプランから感じます」と言われました。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
南のを挟んだ向いの建物があって日影と視線が敷地に被ることから、住宅の配置をいくら北に寄せても、快適な暮らしは難しいと判断した。そこで
約5坪の中庭を中心に周りを回遊するように各室を設けた。また、物干や部屋の通風を考慮して塀と建物を一体にデザインして、生活感が表に出ない工夫とした。
依頼者の声:
いつも気持ちよく住まわせていただいています。
その他の画像:
「スプラウトハウス」。約4坪のライトコート(中庭)に面して、大きな開口を設けて室内に光と風を届ける。その中庭に向って料理を楽しむアイランドキッチンを設けた。
「一宮の住宅」。音楽愛好家のご家族が仲間を集めてコンサートができる中庭を設けた。時にはコーラス、飛び入りで盛り上がることもある。サンマ祭り、素麺流しなど季節の催しを家族で準備し、中庭を生活に取り込んだ暮らしを実践している。なお、壁に使った素材は普通のコンクリートブロックではなく、高性能のブロックでできた鉄筋コンクリート造で汚れがほとんど出ていない。