西有田の家

●設計事例の所在地: 
佐賀県西松浦郡有田町
●面積(坪): 
55.61
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

模型の全体像です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

敷地は山に囲まれ、自然豊かなロケーションに恵まれた場所でした。大変仲の良いご家族からは、みんなの憩いの場と来客のための和室空間を求められました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

設計コンペで4人の設計者から選んで頂きました。選んで頂いた理由として、敷地周辺の細かい調査、住まいに関する熱心さとお聞きしました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ハレの空間(来客スペース)を南、ケの空間(生活スペース)を北に配置し、玄関を挟んで明確に分けることで動線が交錯ことを無くしました。ケの空間は憩いの場としてのリビングを中心に配置し、西に個室群、東に水廻りと主寝室を配置しました。また、敷地が西から東に傾斜しているのを利用してスキップフロアとし、冬の吹き上げる北風対策の為、平屋に近いプランとしました。このような「敷地に逆らわない」構成とすることで生じる床高と天井高の違いにより、各部屋にふさわしい空間ができ、また、各部分での多様な景観や四季の変化を取り込む仕掛けが、日々の生活の中でゆとりをもたらしています。

その他の画像: 

アプローチを見る。舗石は施主親子による施工。

中庭からリビングと寝室を見る。敷地の傾斜を利用したスキップフロア。「敷地に逆らわない」構成は床高と天井高に多様な変化をもたらします。

リビングの小上がり。ハイサイド窓から山を望む。

リビング。タタミの小上がりと造作家具。左のキッチンに立つと寝室の屋根の上に設けられた、ハイサイド窓から山を望めます。

南側道路から見る。左に「ハレ」としての和室の来客空間。右に「ケ」としてのモダンな生活空間。真ん中の玄関をはさんで明確に動線を分けています。

二間続きの和室。仏間と床の間。欄間は以前の住まいから移設したもの。(2回目の引っ越し)

設計者

ユーザー 藤田秀樹建築事務所 藤田秀樹 の写真
オフライン
Last seen: 3年 11ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:28