月が丘の住宅
●設計事例の所在地:
愛知県名古屋市
●面積(坪):
150
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
窓際のダイニング
傾斜地に建てられた混構造住宅。木材や左官材、またコンクリートなどもその質感を大切にして空間に落ち着きを与えています。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
敷地の有効利用。打ちっぱなしの綺麗なツルッとしたコンクリートでは無く、質感・風合いのあるコンクリート。アンティーク、ビンテージ系のアクセントインテリア、また全体的には「ハード」な質感の中に本物の木が持つ味わいをもたせる事。
依頼者があなたに依頼した決め手:
宅地造成規制区域内において、まずはその土地の有効利用を測る事ができる事。そのためのRCによる擁壁一体型建築、上階を木造として構造的・コスト的に総RC造よりもメリットを作り出す事、などの提案。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
敷地内にかなりの高低差があること。周辺環境的に湿度に悩まされる土地である事。
傾斜地(宅地造成規制区域内)にいかに建てるか?が最大のポイントでした。敷地内最大高低差が7m程ある状況で平面駐車を設けつつ、十分な建築面積を確保するために混構造を選択しました。L方擁壁や間知石擁壁では利用できる敷地面積が減少してしまうので、現場打ちによるRC擁壁と建物基礎を一体化させ、敷地を有効に使い、住居部分は重量の軽い木造としました。
敷地内の高低差はそのままリビング〜ダイニング間の段差に現れ空間を緩やかに分割しています。
依頼者の声:
・擁壁の案としては、間知石積み、既成のRC擁壁という他の選択肢もあったが建物下層部を擁壁を兼ねたRCとする方式とした事で土地の有効利用、自由なプランが可能となった。
・アンティーク、ヴィンテージ系の照明器具や雑貨、家具が似合う空間造り。
その他の画像:
ダイニングとキッチンを望む
リビングからダイニングを望む
ダイニングからつづく庭
モルタル床仕上げの玄関
駐車場、エントランス付近
建物夜景