参道のいえ
参道沿いに建つ住まい。祭礼時には人で溢れ、プライバシーを保つ事が厳しい立地のため、外部と格子のルーバーで緩く縁を切りました。
祭礼時のプライバシーの事、敷地内にご両親の住まいがあるため、ご両親との距離感。耐震、シックハウスに関する事など。
3社の中から選んでいただきました。住まいに対するご希望をプランに全て落とし込んであった事、尚かつプラスアルファのご提案と、女性目線の提案、話しやすさが決めてと伺いました。
南面にご両親のお住まいがあるため、敢えて対面する面には大きな窓を設けず、ハイサッシで外光を取入れました。2階に広めのテラスを設け、木製ルーバーで祭礼時と敷地内のご両親の住まいと、緩く区切り、プライバシーを保ちつつ外部との繋がり、採光を確保しています。
また、リビングに和室を設けると生活感が出そう、、、との事でしたので、テラスを介して和室とリビングをつなげ、緩やかに気配を感じる工夫をしました。
シックハウスや湿気に対するお悩みに対しては、高基礎・床下への珪藻砂、断熱材にはウール、壁面の仕上げは左官、床は無垢フローリングとし、快適な空間となりました。
また、通風を考え「エコ雨戸」などを採用していただき、防犯と夏場の通風に一役買っています。
仕事が終わると、早く家に帰りたくなる住まいとなりました。週末も出掛けるよりも、家で過ごした方が気持ち良いので、出掛けなくなりました。(ご主人より)
夫の帰りが早くなりました(笑)。夏も2階リビングのエアコン一台を使用し、ある程度家が冷えると夜はエアコンが必要なくなりました。左官壁、ウールの断熱材のお陰か、夏もカラっとして湿度が低いような気がします。ガレージと玄関両方から使えるシューズインもとても便利です。(奥様より)
ダイニング:壁面収納は家具工事
南テラスに面した和室。天井は桐、壁は中島霧壁とし、空気感も気持ち良く。
リビングステーション。日々の細々したものはリビングに溢れやすいので、ここに集約します。
テラスに面するリビング。勾配天井にハイサッシを設け、プライバシーを守りながら採光を取り入れます。テラスを介して和室と繋がり、一体感を持たせました。
キッチンは奥様の強いご希望で独立型としましたが、完全にクローズにせずダイニングとの繋がりを残しています。