キッチンがお出迎え
L字型の正面に位置するファサードからアプローチする住まいです。2階のバルコニーからは揖保川の花火大会を見学する事が出来ます。
住まい手の声より抜粋。下記「 」内
「いろんな家を見てまわるうちに、木造の家の方が二人の好みだと思うようになりました。木の家であることのほかに、私たちの主な要望は、リビングを広く取ること、おばあちゃんのための和室があること、周辺地域に馴染むような和のテイストの外観である、といったところでしょうか。」
木の家に精通した設計者であることが先ずありきでしたが、それ以外の決め手に関しては住まい手さんに直接インタビューさせて頂きました。下記に「」内になります。
「芦田さんは木材を持参されて、まず木の話をなさったことに驚きました。提案頂いたプランが良かったのと同時に、木への情熱と知識に圧倒されました。また、芦田さんはお話ししてみて、気さくで、何より信頼出来そうなお人柄だという印象を持ちました。魅力的なプランと、こちらの要望を汲み取る能力をお持ちの芦田さんなら、私たちの求める家づくりが出来る、そう確信しました。」
L字型の変形敷地に親子2世帯が一緒に暮らす住まいです。周囲を屋根付の月極め駐車場に囲まれ、親世帯の寝室は北側の一番奥。言葉の響きからイメージするのとは違い、住まいの中で一番明るく静かで、風の通るベストポジションになりました。親世帯のみならず、住まいのあちらこちら全てが明るいのはプランの工夫によるものです。
下記、「」内が住まい手の声の抜粋です。詳しくは、こちらからもご覧いただけます。http://www.ashida-as.com/modules/clientinterview/index.php?content_id=5
「木の家で暮らすということは、メンテナンスの手間と、傷も味だと受け入れる覚悟のようなものを必要とします。しかし、素足でスギの床板の上を歩く気持ち良さは、それらを補って余りあると言えます。仕事から我が家に帰って、まず最初にすることといえば、靴下を脱ぐことです。裸足になれば、くつろぎの時間のスタートです。それに、木目は見ていて飽きません。夜、灯りのもとで木を眺めていると、一日の疲れを癒してくれる気がします。
また、光を取り入れることを工夫して下さったおかげで、家中にさまざまな角度の光を落とします。光と陰が、木目や壁に描き出す模様は、朝夕はもちろんのこと、四季折々にその表情を変えていきます。慌ただしく過ぎる日々の生活の中で、ふと、その美しさに目を止めるとき、木の家にしてほんとによかった、と心から思います。」
住いの中心になるリビングダイニング。和室に繋がり掘り炬燵を採用した空間は座を意識した重心の低い空間ですが、平屋の屋根形状のまま天井を見せ、明るく広がりのある空間となりました。
リビングの掘り炬燵と写真奥に位置するキッチンは玄関脇の出迎えの位置にあります。
親世帯寝室。敷地の一番北側の奥に位置するこの部屋ですが中庭を介した陽射しが心地よく射し、静かで心地良い部屋となりました。
階段