崖の上の家(建築家自邸)
●設計事例の所在地:
神奈川件川崎市
●面積(坪):
33坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
見晴らしは良いが崖の上。しかも斜面。
地下室を造りその下にはさらに杭を打って安定した構造を設計しました。
6人が暮らす2世帯住宅です。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
「小さく傾斜のある土地」
丘・斜面といえば聞こえは良いけれどこの家の立地は言ってみれば崖の上。最大の特徴であり欠点ともいえるこの条件を利点に変える、そんなプロジェクトでした。斜面に地下室を埋め込み無駄な基礎をなくしプロジェクターを上映できる防音の地下室が出来上がりました。地下室への光の採り入れ方は試行錯誤した結果、半地下室にして大きなガラスドアから庭の植物の木漏れ日とともに光が差し込むような設計になっています。
依頼者があなたに依頼した決め手:
「家としてもっとも優先するのは耐震」
建築費用が沢山あっても、無くても、もっとも大切なのは「丈夫な家」と胸を張って言えることです。地震台風はもちろん長年の経年劣化に対してどれだけ耐えうる家を造れるか。丈夫な家をつくればメンテナンスの回数は減ります。これが本当の意味でのローコスト住宅だと思っています。建ててから不安を感じさせないよう構造計算は過剰なほど綿密に行っています。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
高台に土地があるおかげでリビングには光がサンサンと入り家族の集まる中心地になっています。食事、くつろぎの時間を通して家族の会話を楽しんでいます。特別な材料は使わない自然の材料でシンプルにまとめた明るい内装になっています。床は無垢フローリング、壁・天井は和紙で仕上げているので柔らかな印象を感じて頂けることと思います。
依頼者の声:
両親を含め家族6人で暮らしています。
その他の画像:
地下入り口
1~2階への階段