K保育園
道路側外観
丘に建つこの保育所は小学校、中学校に挟まれた敷地に建ちました。
卒園後に入学する小学校とのつながりや、地域とのつながりを強く意識した
「地域で育てる」というコンセプトを具現化させた設計デザインとしています。
敷地が狭く、狭さを感じさせずいかに開放的でかつ、自然環境を取り込めるかということが課題でした。また͡変化にとんだ空間づくりでワクワク・ドキドキ・発見のある空間づくりを実現しました。
子どもたちや保育者にとっていいデザイン、設計監理を行うのは当然です。
わたくしたちは、公募の段階の申請からサポートし、安心子ども基金の申請において協議書提出、交付申請書の提出、福祉医療機構からの借り入れのなど、補助金の申請や、借入に関することなど保育所新設に関わる手続きを全面的に代行及び支援しました。
とにかく丘の上に計画地があり、地域のランドマークとしての保育所を目指すと同時に、狭い敷地を感じさせない空間づくりを心掛けました。風と光を取り込みランニングコストを抑え環境負荷を低減したエコ保育園を実現しました。
変化にとんだ窓やカラーコーディネートにより感性豊かな保育理念を実現するためのデザインを行っています。
公募の段階から事業収支シミュレーション作成、補助金のシミュレーションや、行政とのやりとりなど補助金の申請及び福祉医療機構からの借り入れサポートなど設計以外の部分でもサポートがあり開園を無事に果たすことができた。
設計、工事、安心子ども基金など補助申請の書類の提出のタイミングなどのスケジュールを一括して管理してもらったことが他の設計事務所とは違い、とても頼りになった。
内部と園庭が開放的につながり空間の広がりを生み出し、園児たちの様子がどこからでも見渡せます。
変化にとんだ窓が、空間に変化と地域とのつながりを作り出しています。
窓から子どもたちが手を振り、歩道を行きかう人々とのコミュニケーションが
自然と生まれています。
地域のランドマークとしてシンボリックな外観としました。白を基調としたキャンパスになぞらえ、園児たちがそれぞれの色に染めていく園となればとの思いでデザインしています。開園して半年で定員に達しました。
明るく、開放的なトイレをデザインすることで暗くて汚くて臭いというトイレの概念を払しょくした計画としました。園児たちが汚れたら自分たちで掃除をするといった習慣が自然と身についています。
吹き抜け空間に面して「あなぐら」で絵本を読み聞かせしたり、また調理室が開放的に面しており園児と調理員のコミュニケーションが自然ととれる計画にし食育にも力をいれています。
チョークボードペイントやパステルカラーの壁など自然塗料を使用した優しい空間づくりを行っています。
こども目線の高さに配置した窓。こどもたちがここから窓の先の人々と自然とコミュニケーションが生まれています。地域で見守る、閉鎖的でない園の姿が保育の中で実現されています。
屋上遊技場を介して吹き抜け空間へと空間が広がり、子どもたちの活動に変化をつけた安心安全の空間づくり