南阿蘇原眼科

●設計事例の所在地: 
南阿蘇村
●面積(坪): 
145
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

空港から俵山トンネルを抜けてほどなく、木立に囲まれた木造の建物が見えてくる。熊本市で開業30年を迎えた眼科医院の分院として、ここ南阿蘇に昨年開院した診療所である。阿蘇五岳の雄大な景観を望むことができることから、周辺には近年、別荘や週末の観光客向けの洒落た店が増えてきているが、概ね景観を壊さない小規模な木質系の建物が多く、豊かな自然と合わせて好ましい環境が保たれている。
 設計においては、周辺の建物群との調和を考え、出来るだけ小さく、過度なデザインのない、自然素材を生かした素朴でシンプルなものとすることを目指した。1階に診療所、2階に院長住宅の構成(中央にコアを持った12mx12mの同形の正方形プラン)を前後左右にずらしながら積み上げている。それにより、道路に面する部分を低く押さえることができ、分節化された屋根はさらに規模を小さく見せている。建物周囲に点在させた木々は、地元に自生する樹種を選定したもので、より建物をこの地にとけ込ませている。

その他の画像: 

設計者

ユーザー ばん設計小材事務所 小材健治 の写真
オフライン
Last seen: 4年 8ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:14