東広島の家
●設計事例の所在地:
広島県東広島市
●面積(坪):
50
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
老夫婦が長年暮らしておられた木造住宅の改装です。
リビングから畳スペース、ダイニングを望む
天井及び間仕切り壁を全て取り除き大きなワンルームとしています。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
改装前の住居は、応接室、和室、台所が細かく区切られた上に南北方向に配置されておりメインの生活空間であるダイニングやリビンクに日光が届かない状態でした。
そこでお施主様は、南面する道路からのプライバシーに配慮しつつも南側からの採光や通風の確保、また長年暮らしなれた環境からのスムーズな移行、自然素材などの使用による生活環境のさらなる向上を望まれておりました。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
メインの生活空間の天井をばらし天井裏までを開放し、廊下も含めた大きなワンルームとなるよう計画しました。
トップライトの新設や構造上必要で残った梁を建築照明とすることで明るさを確保し、天井ファンやトップライトの開け閉めで風通しも確保しました。
元々の和室及び廊下だった部分は畳仕上、元応接間・台所はウォールナットフローリング仕上とする事で30年以上暮らされてきた家の面影を残しつつ新しい生活にスムーズに移行できるように配慮しました。
外部空間を含め様々な操作を行うことにより、ワンルームの中に多彩な性格の場を提供する事が出来ました。
またそれぞれの場が季節や時間の流れにより複雑に絡み合い、日々新しい発見を与えてくれます。
その他の画像:
玄関を望む
ダイニングからリビング、玄関を望む
壁は珪藻土、フローリングは無垢材を使用しています。