田んぼの中の小箱
●設計事例の所在地:
岡山県備前市吉永町
●面積(坪):
28.55坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
天井の高いリビングです。
右の大きな窓には、長閑な景色が広がっています。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
2階建てと迷われていたが、先の事を考え、最終的には平屋になった。
すぐ隣がご主人の実家なので、大きな家は必要とされなかった。
依頼者があなたに依頼した決め手:
平屋を進めたこと?
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
田んぼの中に建つ、小さな平面の住宅です。 敷地は北側の全面道路から少し下がった所にあり、見下ろされる立地なので、道路に向かって大きな片流れの屋根を掛け、屋根面を強調した外観としました。 また、建物側面には白い出窓を付け、この2つが外観の特徴となっています。 エントランス部分には軒を下げおろし、ぐっと抑えられた、落ち着いた印象にすることで、北玄関の欠点を利点へと変換しています。 玄関から続く廊下は少し幅に余裕を持たせ、坪庭を隣接させ、各居室、水周りへの移動を退屈なものではなく、ちょっと気分を変えられる、適度な移動距離を持つ場所としています。 南面には天井の高いLDKを配置し、庭、更に田んぼや遠くの山々といった借景を取り込む、開放感のある居住空間を演出しています。 ただ目立つだけの住宅でなく、ほど良く住みやすい住宅とは何だろうか。 そういう事を考えながら設計し、完成した住宅からは、やはり非常に暮らしやすいだろう空間が生まれました。
依頼者の声:
平屋にして本当に良かった。
天井が高いのも良い。
収納もたっぷりあり、非常に住みやすい。
その他の画像: