コーポラティブハウス 魚崎市場再建
●設計事例の所在地:
神戸市東灘区
●面積（坪）:
1156.23㎡ （350坪）
●建物の種類（大分類）:
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
灘の酒蔵灘五郷の一つ魚崎のコーポラティブハウス。
コンクリート打放しと木製ルーバの組合せ。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
震災で崩壊した市場の復興です。自力再建できるかどうかもわからないまま、私たちの専門家グループに相談に来られたのがきっかけでした。コンサルの指導の下で住民が奇跡的に自力再建することができました。参加住民と専門家達、関係者全員の献身的な協働体制があればこそ完成することが適いました。
依頼者があなたに依頼した決め手:
私個人に対しての依頼というより、専門家グループとしてボランティア活動を行い、その延長線上でたまたま実現に至ったものです。私も同じ東灘区民でしたので、多少の共感があったかもしれません。
●建物の紹介文（依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など）:
震災復興という特殊な条件下ではありますが、全くゼロからスタートした純然たるコーポラティブです。白紙の状態から各家族にヒアリングを行い、住戸割りや構造などを段階的に決めて行きました。その過程で各住民の方々には譲歩や調整をしていただきました。離脱者も出るなど紆余曲折を経て何とか完成に漕ぎ着けました。
震災復興に関しては、国の体制として多くの問題が露呈しましたが、未だに同じ過ちが依然繰り返されているように見えてしまいます。
依頼者の声:
千差万別でした。
半数の方はとても満足していただいた様子でしたが、一部の方からはクレームをいただきました。
主に施工の問題と施工者の対応の問題でしたが、設計者としてもフォローが不足していたものと反省しております。
その他の画像:
阪神電車の線路越しに見る。
ＲＣ造５階建てで４・５階はメゾネットとなっている。
１階には元市場の店舗が入っている。
東面
西面
階段とエントランス
エントランスホール
最上階のメゾネット内部
設計者
