草津の家
●設計事例の所在地:
草津市
●面積(坪):
24坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
キッチンからダイニング、リビング、コートを見る。
いつも心地いい、光、風を感じられる。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
敷地は滋賀県草津市の中心より車で10分程、また琵琶湖湖畔から1キロ程の田園風景の中にあり、田舎の良さとある程度の利便性も備えた立地である。
住まい手の家族が3人の為、さほど広い家を必要としないが、広がりのある空間をもとめていること、住まいの外部空間を内部から連続して楽しみたいということ、防犯性を上げつつ外気を取り入れたいことなどがあり、平屋建てのコートハウスとした。
道路側にLDK、中庭を挟んで寝室、子供部屋を配し、そのつなぎ部分を玄関、水まわりとしたいたってシンプルなプランニングとし、わずか23坪程の家ではあるが、30坪、2階建の住宅よりもはるかに開放的な心地のいい空間を獲得することに成功した。また外部の仕上げ材の焼き杉板は、周辺の古くからの民家にはよく使用されている素材で、田園風景との調和を意識して採用したが、従来の板幅の半分で特注生産し、少しモダンな新しいデザインを提案している。季節のいい日はLDKに大きく開けられた開口部の建具を両側の壁に引き込み、外からの視線を気にすることなく庭の自然を生活空間に完全に取り込むことが可能で、それによって得られる住まいの豊かさは格別なものとなった。
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