大高の家

●設計事例の所在地: 
愛知県名古屋市緑区
●面積(坪): 
37坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

低く、深い軒先から5寸勾配で伸びる瓦葺きの屋根に建物を守られた平屋のような
2階建ての全景です。80cmから100cmの軒の出によってできた陰影が室内に安らぎを
与えています。来客の多いお施主様のご希望で東側道路沿って4台の駐車スペースを
取っています。残った1.5m部分から御影石、コンクリート平板を飛び石で配置し
玄関までの長いアプローチをつくっています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

平屋のような2階建で道路からの視線を感じにくいプランをご希望されておりました。
東側接道の敷地で4m道路の突き当たりの敷地のため、駐車しやすいスペースの確保も
望まれておりました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

家族で過ごせる部屋を1階に広々ととり、屋根の勾配でできた2階部分で主寝室と
子供部屋2部屋がとれているプランを気に入って頂きました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

縁側のある中庭を強く要望されていたので、中庭を囲むようにLDKを配置しています。
道路からの視線は遮りたいが、光と風が全く通らない塀はつくりたくないとのことで
本物の黒竹を高さを変えながら道路に平行に立てています。

その他の画像: 

LDK全景です。吹き抜け天井からぶらさがる照明は美濃和紙でつくったもの。
優しい灯りが広がります。2階ホールとの人と風と光のつながりを意識して
吹き抜け手摺は米松の無垢化粧材を6cm間隔で並べています。

壁、天井、床、家具などほとんどが自然素材で構成されています。
優しい質感、手触り、また日本の材料ばかりなので湿気の少ない
快適な環境を生み出してくれています。
天井は薩摩ヨシベニヤ、ローテーブルは国産タモ無垢板、キッチンはシナ
床は静岡産杉材の無垢フローリング、壁は沖縄産の月桃紙貼りです。

設計者

ユーザー 安藤建吾設計事務所 安藤 建吾 の写真
オフライン
Last seen: 5時間 20分 前
登録日: 2016-08-04 14:17