大美野の家
●設計事例の所在地:
堺市東区
●面積(坪):
32.69
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
区画された狭い住宅地の中で「いかに自然を体感しながら、家族が心豊かに楽しく暮らせるか」というテーマのもと、いつも小供の様子を見守りながら、太陽、風、緑などの自然と供に、家族の豊かなコミュニケーションを育み、心地よい生活ができる家。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
どこにいても家族の様子や気配が分る家にしたい。
依頼者があなたに依頼した決め手:
今まで設計した家の作風がが自分達の好みの家だった。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
外部空間の奥行きを出すために対角線の効果を利用し、表の庭と裏の庭を敷地の対角線上に配し内部空間をそれで挟んでいる。そのことで、両方の庭ともさほど広くはないのだけど、樹木に囲まれ、自然と一体となって暮しているという臨場感が生まれるように工夫している。隣家の存在感を消すため、敢えて1階の南に水周りを配し、南からの光は2階の大きな窓面から吹き抜けを通して1階の奥まで届くよう断面計画を考えている。また、表の庭は、雨戸によって防犯性は担保されており、垣根に囲まれてはいるが、敢えて、木戸は設けておらず、出入りが自由である。この濡れ縁空間は、近所の人々にとっての「街角の縁側」のような役割を担っており、地域の中の共存が意図されている。内部空間は、全て、引き戸で間仕切らており、1,2階合わせてワンルームの一体型空間となり、子供の成長に合わせて、それぞれの場が機能を変えて対応できるように考えている。
その他の画像: