畑のある家
150坪の敷地に貸家と倉庫が建っていた。画面には写っていないが貸家部分を解体して駐車場に、また倉庫があった部分を解体して平地にして、その部分の前面に畑スペース、北側に週末のための平屋(74.11㎡、22.4坪)を建築。
畑を耕し、孫たちとも遊べる老夫婦の週末住宅となっている。
貸家部分(道路側)と、倉庫部分の高低差が2mほどあり、貸家部分を改装して使用しようと思っていたが、駐車スペースが取れなくて、鉄骨で作るには余分に費用が掛かってしまうので、予算が少しオーバーしてしまうが、貸家部分を解体して駐車場にして、倉庫のあった平地部分に平屋を建て、畑を作ることとなった。
駐車場も広くとれ、畑も日当たりがよく、南からの光も十分に取れる住宅が建った。
以前、身内の方のクリニックを設計したつながり。
と、敷地の利用の仕方の提案と平屋の計画、予算の配分、の提案がうまくできた。
敷地の利用の発想の転換(既存をリフォームして、駐車場を作るには、費用が掛かりすぎるし、車も数台は止められない)。
既存の建物を解体して、駐車場にして、2m下がった部分に平屋を建てたほうが敷地が有効になる。と提案。
但し、建物には通常の建材を使用して、できるだけ安価に仕上げる。
色合いを統一し、形をシンプルにして落ち着いた空間に仕上げた。
自分たちの考えでは思いつかなかった敷地の使い方、予算の配分と、満足した建物ができた。と評価していただきました。
今では、週末だけではなく、半分以上はこちらにいるそうです。
ワンルームのLDKです。上部は孫の宿泊のためのロフト(約6帖)となっています。
同じくLDKです。
LDKから畑を見る
こちらも長崎市内で25坪ほどの平屋ですが、こちらは若い20代のご夫婦が建てた家です。
平屋が安いと思っておられたのですが、年取ったことを考えると平屋がいいということでした。
もちろん、若いので予算はありませんでした。
こちらも通常の建材を使って建てましたが、部分的にオリジナルのものをデザインして設計しております。
上記のDKを見たところです。リビングからキッチンは見えないようになっています。
が、キッチンからはこちらの気配がわかるようになっています。
LDが広く取れませんでしたので、テーブルはキッチン横に作り付けで作りました。
サービス、片付けは楽ですし、キッチンの中が見えなくてすっきりしています。
キッチンから作り付けのダイニングテーブル、外庭を見たところです。
上記の玄関土間です。引き戸でポリカーボネイトという、軽く、割れにくく、光を通す素材です。
上記の将来の子供部屋です。仕切れるようになっています。
通常は引き戸を開けて、リビングとつなげて使います。広さが感じられます。