名古屋市の都市型住居

●設計事例の所在地: 
名古屋市東区
●面積(坪): 
48
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

螺旋状スキップフロアの3階建て住宅

名古屋市の中心部にほど近い場所の3階建ての住宅。

クライアントの要望は前面道路側に4台分(そのうち2台は屋根付き)の駐車スペースを設ける事、2階の天井高の高い開放的なリビングと大きなテラスを設ける事だった。

駐車場の屋根を3階建ての建築部分からトラス(三角形)によって吊る構造として、その上をテラスとして利用できる様にした。

ガレージは柱の無い空間となり、間口7mの敷地でも難なく2台の駐車と住宅へのアプローチが可能となった。

床を吊るトラスはテラスの側壁として、隣地から2階テラスへの視線を緩和し、内部からは都市の風景や空を切り取る。

内部は部屋数の多さと、家族の気配を感じたいという要望を考慮して、田の字型に壁を立て、変則的なスキップフロアとした。

田の字型の壁には大きな穴が開けられ、各場所ごとに様々な関係をもっている。

リビングの吹き抜けと大開口によって、ここを中心として各部屋に光が運ばれ、日常の生活の中でここが広場の様な外部的な空間と感じられる様に、階段などの動線や、各部屋の壁の開口部の開け方を計画している。

田の字型の壁は表面を白、裏面をグレーとする事で、大開口から入る光の階調を強調し、螺旋状にスキップフロアを上がると光のグラデーションを体感できる。

限られた敷地の中で様々な居場所があり、どこにいても明るく、開放感的な住宅となった。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

狭い間口の敷地で2台分のガレージを確保する事
リビングに大開口と大きなバルコニー
家族のつながりを感じる家

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ガレージの屋根をトラスにより吊る事で柱の無いガレージを実現し、ガレージの上はテラスとして有効に活用できる様に提案をした。

その他の画像: 

設計者

ユーザー 武藤圭太郎建築設計事務所 武藤圭太郎 の写真
オフライン
Last seen: 10ヶ月 1週 前
登録日: 2014-08-28 14:22