湖底の家
敷地の三方を近接した総二階の住宅に囲まれた敷地で、住まい手が希望された明るい住まいを実現するために、二階に大きな窓を設け吹き抜けを通って光が落ちてくる間取りになりました。直接光ではなく、壁に反射させて届く光は柔らかく安定した光を届けてくれています。
一番のご要望は敷地の三方を近接した総二階の住宅に囲まれた敷地で光を取り入れたいということでした。
間取りのご要望としては、一階で全ての生活を完結させたいということ、また家事のし易さを重視していました。
現在同年代の子供を育てる親同士として、まずは知り合いました。
育児・家事の話が盛り上がり、安心感を得られたのだと思いおます。
加えて国産の構造材を室内に見えるようにする構法を得意としており、また内装にふんだんに無垢の木材を使うことが、木の香りがする家を希望されていた住まい手に気に入ってもらえました。
また自然素材にこだわるだけではなく断熱性能をゼロエネ住宅レベルまで担保することや、耐震等級3レベルの構造を説明することでを納得してもらえたと思います。
光を取り入れるために二階に大きな窓を設け吹き抜けを通って光が落ちてくるよう計画しました。直接光ではなく、壁に反射させて届く光は柔らかく安定した光を届けてくれています。
一階の面積は17坪ほどで、決して大きくありませんでしたが、家事動線を整理し、プランに周遊性を持たせることでコンパクトで生活しやすい間取りにすることができました。
日中、多少日が陰っていてもダイニング・キッチンが明るいとのこと。
また断熱性能を高めたおかげで、10畳用のエアコン一台でほとんど建物全体を空調できています。
実際に住んでみると無垢の木の仕上げは傷がつかないか心配ですが、住みながら慣れていきたいと言われていました。
ダイニングから玄関方向を見た様子です。
ダイニングとキッチンの間は雑然としがちなキッチンの上を隠せるように高めのカウンターで仕切っています。
木の仕上げと、塗りの仕上げはバランスを見ながら設定しています。
二階は子供部屋が二つ、そのに部屋をつなぐ勉強スペースで構成しています。