湯楽里ゲストハウス
●設計事例の所在地:
熊本県球磨郡湯前町
●面積(坪):
48
●建物の種類(大分類):
その他
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
球磨川の上流にある温泉施設のゲストハウスです。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
地元の球磨杉をPRすることが一番の目的のプロジェクトでした。限られた予算でいかに「球磨杉」を体験してもらえるかということがご希望でした。
依頼者があなたに依頼した決め手:
普段から球磨材を使って設計しており、その特徴を知っているから。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
球磨杉を生産する地元の関係者と、球磨杉をプロデュースしているSSDプロジェクトと協議しながら設計しました。
SSD球磨杉は、天然無垢材でありながら工学的に確かなものにするという主旨で商品開発しており、構造材は燻煙処理をしたうえで全品強度試験をおこなっています。外部の外壁や窓に使用する部材はスーパーサーモ処理で劣化を抑えています。
構造的には、門形フレームや合板を使わない床剛性など、熊本県とも連携して技術試験もおこなっています。
単に木の良さだけでなく、そうした様々な特徴を見せる。なおかつ、温泉に来たお客さんに気持ちよく宿泊してもらう。
そんなテーマの建物です。
その他の画像:
外観はかなり簡素ですが、内部は木の家です。
7寸の大黒柱を使い、迫力もあります。
大きな窓は球磨杉の木製サッシです。耐久性を確保するために、スーパーサーモ処理をしています。
構造的にも門形フレームを使ったり、無垢材で合板なみの床倍率をとったり、様々な見どころがあります。
球磨川鉄道の終点からさらに車で10分くらい。かなりの奥座敷ですが、本当にいいところです。