行灯格子のある家

●設計事例の所在地: 
埼玉県羽生市
●面積(坪): 
36
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ご実家の建て替え計画です。お母様と息子さんご家族が同居する2世帯住宅として設計しました。1階には木格子で囲まれた坪庭をつくり、盆地特有の強風から建物を守ることや、近隣農家さんとのコミュニケーションにも役立つ場所となっています。構造体には国産の杉を使い、内装には無垢のフローリングや和紙クロスなど自然素材にこだわりました。夜には格子から灯りが漏れ、行灯のような雰囲気になりました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

夏の暑い地域性から夏涼しく、冬あたたかい家にしたい。できるだけ自然素材を使った家づくりにしていきたい。母との同居生活が気兼ねなくできるような間取りを提案してほしい。
近隣農家さんとの付き合いなどがあるため、スペースの使い方でアイデアがあるとうれしい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

ご紹介での面談でした。家づくりについての考え方や自然素材をうまく取り入れた他の設計事例をご覧いただき、気に入っていただくことができました。また自然の摂理に基づいた日射コントロールや、風の通し方をはじめ、近隣とのおつきあいなどの地域特有の条件へのアイデアにも共感していただけました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

夏の日差しを遮るために、深いひさしを設け、建物に入る日射量をコントロールしています。
また断熱材にはセルロースファイバーを採用し、高くなりがちな湿度調整にも配慮しました。使用した構造木材は長野県産の杉を使うことで無理のない範囲での環境貢献にも役立っています。間取りは可変性、持続性を重視した間取りを基本とし、将来の家族構成の変化にも十分対応できるような構造としています。

その他の画像: 

設計者

ユーザー 坪井当貴建築設計事務所/ Tsuboi+Architects Office 坪井当貴 の写真
オフライン
Last seen: 5ヶ月 3日 前
登録日: 2012-07-24 10:27