大田区の2世帯住宅

●設計事例の所在地: 
東京都大田区
●面積(坪): 
58坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

東京都大田区に計画された完全分離型の2世帯住宅です。
1階はご両親、2階は子世帯が暮らします。
新防火地域という防火規制の厳しい都内の住宅エリアにおいて、建物の耐震性と耐火性能を高め、
住宅として暮らしやすい動線の計画もさることながら、1階部分のバリアフリーにも配慮し、都内特有の有事の避難計画を含め、居住者の安全性に着目した性能の高い住宅としています。
都内の空気環境は決してよいとは言えないことから、換気は全館換気設備を採用し、室内の断熱性能を高めることでその効果を最大限に生かしています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

建物の耐震性、断熱性、安全性を重視した上で、快適で暮らしやすい2世帯住宅にしたい。
素人が考えることには限界があり、設計の専門家からの意見や提案に期待したいと思った。
将来こどもたちがずっと住みつつけていけるような、長持ちする家にしてほしい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

言葉にならない自分たちのまとまらない希望を根気よく聞いてくれたこと。
専門家として知識が豊富なこと、自分たちの希望にあわせた提案をしてくれたこと。
自分たちが納得できるまで計画を決して急がなかったこと。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

建物の耐震性を高めるために、木造にて建物を軽くし耐震等級3を確保しました。防火規制の比較的厳しいエリアから、45分の準耐火性能を確保するとともに、上下階の音の問題にも対応できるように、建物内外に防火、遮音に適した材料を選定しています。また意外に見落とされがちが有事の避難経路にも目を向け、2階に突き出した大きなバルコニーを設けています。近隣マンションの影響で起こる強いビル風や隣家火災から建物を守る工夫として、左右両側に凸出した袖壁を設け、防火壁の役割を果たすようにしています。この敷地が持つ特有の課題に対し、より具体的な解決策を提案しました。

その他の画像: 

設計者

ユーザー 坪井当貴建築設計事務所/ Tsuboi+Architects Office 坪井当貴 の写真
オフライン
Last seen: 5ヶ月 3日 前
登録日: 2012-07-24 10:27