軽井沢のセカンドハウス
●設計事例の所在地:
長野県北巨摩郡軽井沢町
●面積(坪):
30
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
軽井沢の別荘計画です。都内で暮らす御夫妻のためのセカンドハウスとして建てられました。
ワンルームで完結できる10m角のスクエアな平面。
将来の移住も想定した生活機能を充実するとともに、別荘としてのおおらかさと使用人数にあわせた可変性、柔軟性にも配慮したものとなりました。
建物の4周には深い軒下空間と縁側を配置し、360度森の風景と室内が連動できるようになっています。この緩衝空間は冬の雪から建物や生活を守り、建物の内部環境や外壁の痛みを減らすなどメンテナンスにも効果を発揮しています。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
建築家に依頼することは決めていたが、自分の夢や思いを正しく理解してくれる建築家に出会うことがなかなかできず、依頼先を探すことにとても苦労した。
別荘は非日常のデザインがふさわしいし、建築家が一番力が発揮できるものだと思う。しかしデザイン優先で機能や室内の温熱環境が維持できないようなものには住みたいとは思わない。
そのバランスがとても重要だと感じていた。
依頼者があなたに依頼した決め手:
斬新なデザインではないが、すべてにおいてバランスを重視している。
こちらの意図をよく理解し、パートナーとしての立場に徹してくれたこと。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
建築はその人の個性から生まれるもの、この別荘は依頼者の考え方や夢が建物の見え方に大きな影響を与えています。デザインに対する考え方もしっかりお持ちであり、私の提案にも大変理解を示していただきました。暮らしやすさとデザインの両立。機能が優れているのは表に出ることではなく、当たり前で正しくつくられていることに価値があるのだろうと感じています。将来にわたりその価値がかわらないもの、この建物でそれが実践できたように思います。
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