角錐窓の家

●設計事例の所在地: 
大阪府藤井寺市
●面積(坪): 
約99㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

緑地を望む大開口とガレージを掘り込んだ外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

築40年近い中古住宅の改修計画です.
敷地の北側に広大な古墳の豊かな緑地を望む立地環境の中で,
自然を感じながらおおらかに住まうことのできる住まいを考えました.

2階にリビングやダイニング,子供室など,家族や子供たちが集まるスペースを設け,
引戸を開け放てばひとつながりの大きなスペースとなるようにしています.
北側の緑地から南隣地の平屋住宅の上空へと風や光が通り抜ける
明るく居心地のよい空間となりました.

暗くて閉鎖的な建物に風穴を開けるように北側に大きな開口部を設け緑地を借景としています.
外壁の内側は構造補強を兼ねた合板をそのまま仕上とし,
コストを抑えながらカジュアルなカフェのような雰囲気を作りました.
白い抽象的な天井面の数か所に外壁同様の角錐状の開口を設け,
既存の梁をアートのように強調したり,
トップライトを設け,奥行が長い平面の中央付近の採光や通風を改善しています.

既存の外観のシルエットを残しながらオープンで明るい印象の表情とすることで,
ひとつの小さな住宅の改修が古墳をとりまく周辺住宅街の風景を変えていくきかっけになればよいと思います.

その他の画像: 

設計者

ユーザー ウメダタケヒロ建築設計事務所 梅田武宏 の写真
オフライン
Last seen: 1週 5日 前
登録日: 2015-05-10 18:01