入間の家

●設計事例の所在地: 
埼玉県入間市
●面積(坪): 
33坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物の一階をぐるりとルーバーで目隠しして、プライベートな生活環境をつくっています

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

郊外にある敷地周辺には都市への動脈となるインフラの高速道路や鉄道、目の前には車の行き交う県道があります。また自然環境は入間川と加治丘陵に挟まれた緑豊 かな環境にあり、住宅どうしの間隔も広く近所には空き地も多く残り、やや閑散とした土木的なスケールを感じます。自然は豊かではあるが人工物とのアンバランスさに より、住むことに対して不安にさせる敷地でもありました。この郊外の敷地に若い夫婦の住宅を建築をするにあたって、まず安心できる家族の領域をつくりだすことが重 要だと考えました。広大な郊外のスケールに対して「ここまでが自分たちの環境なんだ」と思える様なアウトラインで敷地を囲む事によって周囲のスケールアウトした外 部環境から身を守り、開く部分と閉じる部分を持つ、この住宅だけで完結しない外部環境を意識した家づくりを試みました。 外壁にオーバーラップして巻き付いた木のルーバーは視界を制御し、完全に閉じずに外部環境を取り込みます。光や風をやさしく取り込むフィルターの役割もしていて、 閉じているにもかかわらず自然との設置点にもなります。1Fは外皮をまとっているのでより外に近い環境になっていて2Fの閉じたボリュームが全体で1Fに対して蓋の 様な役割で上部に載っています。夏は通風用の開口から呼吸をして、冬は熱気を溜め込んで循環させて温熱環境をつくりだします。

その他の画像: 

設計者

ユーザー 株式会社白砂孝洋建築設計事務所 白砂孝洋 の写真
オフライン
Last seen: 10時間 17分 前
登録日: 2015-08-06 16:37