堀込車庫のある家

●設計事例の所在地: 
千葉県市川市
●面積(坪): 
107.4㎡(32.48坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

道路よりも3mほど高いため、敷地の一部を掘り込んで車庫を設けています。
概ね3m前後の高低差があれば、車庫全体を埋めることができて、車庫の屋根を防水して土を載せれば、上部は庭と続けて植物を植えたりすることも可能です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

敷地より3mも低い道路に面して、大谷石積による土留めの擁壁でできた造成地だったため、擁壁の老朽化による傷みや、もともとあった堀込車庫への漏水もあり、多額の費用がかかる擁壁の改修と、上部敷地に建つ古家の建て替えをどのように進めたら良いかというご相談でした。
 
建て替えた家は、いずれ年老いた両親との同居も考えたいので、バリアフリーの家にしたいというご希望もありました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

堀込車庫と土留めの擁壁を、建物と一体化して設計することで、建築コストを抑える工夫をしました。道路に面した地下部分に玄関を設けて、住宅用エレベーターを組み込み、バリアフリー化を図りました。

その他の画像: 

地下階を鉄筋コンクリート造でつくり、その上に木造の2階建てを載せた構造になっています。

車庫だけでなく家の一部も同じように掘り下げて、玄関と内部階段、それにご主人の書斎と書庫を設けています。
 
車庫と同じレベルに玄関を設けているため、車を車庫に入れた後、雨に濡れずに玄関から家に入れるというメリットがあります。

玄関の内観写真です。
道路と同じレベルなので、道路側には採光の窓を設けることができます。また、植木を植えて玄関周りに潤いを与えています。

玄関ホールです。
階段の隣に住宅用エレベーターの乗り場があります。

3階のエレベーター乗り場、奥にキッチンがあります。

3階にあるリビング・ダイニング。

屋根裏を利用したロフト。
正面の窓は屋上テラスへの出入口を兼ねています。

設計者

ユーザー 青井俊季建築設計事務所 青井 俊季 の写真
オフライン
Last seen: 1年 1日 前
登録日: 2012-07-24 10:10