東玉川の集合住宅
●設計事例の所在地:
東京都世田谷区
●面積(坪):
567.02㎡
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
都心の幹線道路沿いに建つ19戸の集合住宅の計画
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
今日、所有や帰属といった制度上の区分を横断して、新たな価値観が様々な分野で展開されている一方、都市居住においては、周辺環境に対して閉じ、セキュリティを一層強化し、所有区分を明確にする考えが支配的であり、従来型の区分意識の囚われが未だに強い。
本計画では都市環境を生活の一部として捉え、閉じられた量塊に孔を穿つことで、都市と住まいが未分化な状態を目指す。
孔として位置づけられた土間空間は、外部の都市環境と、建物内部の共用部の両方に対して開かれ、都市環境・生活空間・共用空間といった明確な区分で捉えられていた領域区分を階調的に捉え直す端緒となる。
こうした領域の階調性により、個人の生活が都市に滲出する断片的な情景を生み出し、さらには「集まって住む」ことによりそれらが一つの全体像を帯びはじめ、都市における新しい風景が作り出されることを期待する。
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