錦糸町のリノベーション
●設計事例の所在地:
東京都墨田区
●面積(坪):
20.4
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
将来最大3室の部屋に分割できるように2階を設計しました。まだ幼い子供たちには個室はいらず、家を最大限広く活用していただくことを目標としました。人生のフェーズに合わせた改修工事が可能であれば、今後いろいろな人生の局面にも対応できると考えました。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
元ハウスメーカーの鉄骨住宅で、3LDKの住宅は5人家族の新しい住まい手には適切な間取りではありませんでした。そもそもが狭小住宅に分類されている住宅のため、住まい方を考えないとご希望とされている生活が実現できない条件でした。
依頼者があなたに依頼した決め手:
以前より依頼者様と弊社代表は知り合いで、代表が3人兄弟で育ったことを思い出し、5人での生活に対して提案できる建築家ではないかとご期待いただき決まりました。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
幼い子供が3人にとって、まだ個室が必要ないと考えました。その局面に遭遇したときに対応できる将来計画を残し、現在は大きく残した空間で家族の関係性を深めていく提案をしました。
その他の画像:
子供たちの勉強スペースと廊下を兼ねた空間です。後ろを通るとき少し邪魔になるかもしれない狭い廊下です。しかし、「ちょっと通るよ」「ごめんね~」といった家族の会話が促されるきっかけとなり、子供たちの関係が育まれる環境として新たな解釈を加えました。
子供たちの成長や変化に伴って空間が対応しやすいように、必要となる機能はすべて壁沿いの計画し、部屋の中央に大きなスペースを確保しました。こうした空間をアダプティブスペース(適応する空間)と名付け、家族の多目的な空間としてダイニングキッチンという食の空間からより自由な空間として家の中心機能をデザインしました。