丁寧に暮らす家(リノベーション二期工事)

●設計事例の所在地: 
京都府福知山市
●面積(坪): 
5.82㎡(1.8坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

面積の割に、求められる機能が多く必要となります。洗面、洗濯、収納、物干し、暑さ寒さ対策、健康管理、お化粧など多岐に渡ります。一回の使用時間は短くても、一日の中での使用頻度は、かなり高い場所なので、居心地にも気を配りました。

天井は木刷り板と呼ぶ壁下地に使われる材料を目透かしに張り、手の届きにくい範囲で緩やかに曲面を採用しています。天井と壁面は接点を少しずらすことで隙間が生まれ、その隙間に照明を仕込むことで空間全体を柔らかく照らすように計画しています。
浴室はメーカーの既製品システムバスで洗面脱衣スペースと共に以前と部屋の広さは変わっていません。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

以前の状態では冬場のお風呂や洗面脱衣場はとても寒く、長居出来る場所ではなかったとのことでした。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

一期工事の成果にご納得いただき、残りの課題であった浴室、洗面脱衣場の工事を行わせていただきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

浴室は新築同様に防湿コンクリートを打ち、その上から基礎断熱を施しています。床面、壁面、天井面をすっぽりと断熱材で覆い、気密性をアップすることは一期工事でも同様に工事をしています。その結果は既に、数シーズンを御経験いただきかなりの効果を御感じいただけたようです。ヒートショックに最も気を付けなければいけないスペースでもあり、とても大事な工事であったと思います。

依頼者の声: 

以前よりも、かなり暖かくなったのでお風呂もゆっくりと入れるようになりました。洗面所もかわいくなったので居心地が良いので滞在時間が長くなりました。お風呂、洗面所ともに暖房乾燥機を設けていますが暖かいので、除湿機能を使う事はあっても、どちらも暖房機能を使う事は少ないです。室内干しする洗濯物は乾燥機能を用いなくても、夜干せば朝に乾いていることも多くなりました。以前なら朝、お風呂の天井や窓からは冷たい水滴がポタポタと滴っていましたが、今はそのような事もなく、ほんのりと温かさも残っています。

その他の画像: 

造り付けた洗面化粧台はタオルもたっぷりと入れることが、できるように引出し式収納としています。

洗濯機パンは埃がたまり見た目にも綺麗ではないので採用しませんでした。洗面化粧台のサイズを最大限に確保するため、洗濯機置場のスペースも立体的に活用しています。排水ホースを床に設けた排水口に接続するため洗濯機は専用ブロックを敷き持ち上げて設置しています。

設計者

ユーザー 芦田成人 建築設計事務所 蘆田 成人 の写真
オフライン
Last seen: 2週 3日 前
登録日: 2012-07-24 10:09