インドアで暮らす家
建坪9坪の住まいの玄関。小さいながらSICを設け、ベビーカーなども収納できるようにしました。
『場所、土地→同じような生活圏内で家を建てる場所を探すのが大変でした』既に某ビルダーさんにて仮申し込みをしており、共働き、子供と猫と暮らす間取りではない事に悩んでいらっしゃいました。賃貸で共働きのため、猫をケージに入れておかないといけない事、洗濯は室内干しをしており乾いたらそこから着替えを取りたい事、家族でゲームを楽しみたい事、お子さんがお友達を連れてくるようになった時には、見守れるような空間である事などがご希望でした。
『建築家が集まるポータルサイトの掲示板で募集しました。
その前にもハウスメーカーに問い合わせたり資料請求などをしましたが、本なども読み、建築家の方にお願いするのが一番理想の家づくりができると思い至りました。』依頼時に女性で気をてらわない家づくりを行っている事も良かったとお聞きしています。
日中の留守時に猫の行動範囲を制限しつつも、2〜3階のみ自由に出来るよう引き戸を利用しました。2階はキッチンを中心にスタディーコーナーリビングと回遊性のあるプランとし、小上がりや出窓利用のベンチを設け、そこここに居場所があるよう工夫しています。2〜3階は吹き抜けを介して気配を感じるプランとし、1階はランドリーコーナーを中心に寝室・洗面所・浴室へとアクセス出来る間取りとなっています。
『とても理想的な自分の家で安心する。
コロナ禍の前だったものの、スタディーコーナーなどを設計していたためリモートワークにもスムーズかつ快適に移行することができました。
インドアで暮らす家を設計していただいたので、家事も負担なく、とくに不便ないです。』
竣工後に猫ちゃんがのびのびとしている様子、お子さん等が寛ぐ様子、選定したコンロや食洗機で料理や家事を行う様子の写真を送ってくださり、家での暮らしを楽しんでくださっている事が伝わり設計者冥利につきました。
玄関ポーチ
ランドリーコーナー
造作キッチン
キッチン背面カウンター
スタディーコーナーとキッチン間の棚上をキャットウォーク代わりに
造作洗面台と収納たっぷりの洗面所
3階子供室は将来区切れるように設計
リビングからキッチンを見る
小上がり