船越の別荘
●設計事例の所在地:
福岡県糸島市志摩船越
●面積(坪):
20.74坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
南側海岸線から建物を見あげる。崖の上に引っ掛かるコンクリートの箱。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
糸島市の別荘地に建つ鉄筋コンクリート造2階建の別荘。同じ別荘地内にある別荘の離れとして、執筆活動に専念できるプライベートな隠れ家が望まれた。急峻な崖とその下に広がる一面の玄界灘という自然条件に対して、人為的活動の結果としてのシェルターをどのように対峙あるいは馴染ませるかが設計のテーマとなった。崖の上に引っ掛かるように佇む建物からは、光と風によって時々刻々と移ろう海面の色と表情や漁師たちの活気のある漁の様子、月光の照らし出され雲や霧によって様子を変える対岸の景色など、自然の大パノラマを存分に満喫することができる。
その他の画像:
崖の上の離れとプライベートな海岸線を屋外階段が結ぶ。
建物の存在感がエントランスとしての空間をつくりだす。
屋根の上から対岸を望む。
車が主役となるビルトインガレージ。
ガレージ脇の屋外階段を抜けて階下の居室へ。垂直に切り取られる玄界灘。
壁面いっぱいに書棚が並ぶ執筆スペース。
海へと突き出す半屋外のテラス。季節感を存分に感じることのできる場所。
玄関脇の活動の場としての屋外テラス。アクティビティに応じた多様な屋外空間が計画された。