キッチンの家

●設計事例の所在地: 
東京都世田谷区
●面積(坪): 
29.81㎡(9.0坪)※設計対象面積
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

みんなが集まるLDKを、キッチンを主役にリノベーションしました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

「料理が趣味で調理関係のものがたくさんあるので、それらをスッキリ収納したい。
将来、料理教室を開けるようなキッチンにしたい。
リビングではパソコンや音楽、ゲームなどを楽しめるように。
帰宅後、洗濯物をそのまま収納できるクローゼットと、洗濯物を部屋内に干したまま仕事にいけるような仕掛けが欲しい。」

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

キッチン廻りのものをはじめ、仕事や趣味、衣類に至るまで、いろいろなものを収納するため、いろいろな奥行きの収納で部屋の外周部をぐるりと囲む事を提案しました。
収納の扉は窓の目隠しを兼ねているので、カーテンやブラインドが不要になりました。
家族が好きな事を好きな場所でできるように長いカウンターを用意し、家族が一緒に居ながら思い思いの時間を過ごせるようにしました。

依頼者の声: 

「モノたちを収納できるようになったことで、部屋がスッキリしました。
中学生の息子がソファに座って「いいなあ・・・」とつぶやいていました。」
とのご感想を頂きました。

その他の画像: 

手前はリビングスペース、奥はダイニングキッチン。
窓の外にウッドデッキを作って、リビングが屋外と繋がりを持てるようにしました。
障子の開閉で雰囲気がガラリと変わります。

テレビ台/オーディオラックは、カウンターデスクに姿を変え、やがてダイニングテーブルとなり、くびれて接する2つの空間をひとつに繋ぎます。
右手の窓には洗濯物を干せるパイプがあり、雨天の洗濯干しや収納として使えます。

テレビが置かれる壁には、新調した廊下との境界となる扉が、視覚的なアクセントになっています。

カウンターデスクはキッチンまで伸びて、Uターンして戻ってくるとダイニングテーブルになります。
ダイニングテーブルの中央にスリットがある(ガラスが入っています)ことで、床面へ視線が通り、スペースを少し広く感じさせてくれます。

キッチンからリビングを見た様子。
左手の障子の奥には、窓と収納が隠れています。
いろいろな場所に無駄なく収納を作り込みました。

正面奥の障子の奥にはパソコンデスクが隠れています。
使わない時は障子を閉めて、スッキリした空間にできます。

設計者

ユーザー 星設計室 一級建築士事務所 星裕一郎 の写真
オフライン
Last seen: 9ヶ月 3週 前
登録日: 2012-07-24 10:29