めぐみクリニック
借地に建築するので、変換時の事を考慮し鉄骨造で設計しました。建物本体工事では、坪60万円で工事契約しました。
希望の広さの借地を、希望のエリアでなかなか見つからず設計まで時間がかかってしまいました。当社にて、各方面に掛け合って、流通に出る前の土地を探してきました。医院長先生の将来設計により、解体を考えた設計や、患者さんが癒される高級感のあるインテリアデザインを希望されました。
旧クリニックの増築設計に関わってから、事務長さんがわからない事は、建築以外でも相談頂き、信頼を頂いておりましたので、特命で設計を依頼されました。
借地であるので、解体時にコストがかからない、杭工事、本体構造を選定しました。癒され高級感のあるインテリアデザインは、間接照明とカラーコーディネートで表現し、室内には土足で入らない様にして清潔感を出しました。地元アーティストの作品をエントランスや、病室前廊下に作った、ギャラリーに置く事で洗練された空間を作りました。
建物の設計の他、土地の契約の代理、医療行政への申請、役所への折衝、インターネット環境、WIFI環境の設定、登記について、ロードサイド看板、内覧会のお手伝い、引越の手配、併用するご自宅の様々のお世話と、多忙な医院長先生、奥様である事務長様の代理として、様々な対応をしていたので、『吉村さんがいなかったら、完成も移転開業もできなかった。ありがとうございます』と言って頂きました。開院後も、スタッフさんからの改善の要望を御連絡頂き、その都度、関係者一体となり対応しています。
昼間の外観写真です。コストを抑える為に、耐火構造のサイディングで外壁を作りました。ポイントになる部分は大谷石柄を採用して、重厚感を出しました。
冬には雪が降り、雨の多い金沢なので、エントランス前にはピロティを希望されました。
2階廊下のギャラリーにある、作品です、年に数回入れ替わりがあります。
エントランスホールには、金沢の地元芸術家の鉄による作品を展示しています。
待合室の写真です。受付スタッフ、看護スタッフの希望を、落ち着いた空間になる様にインテリアデザインしました。
階段の写真です。上の方に心理的に上がりたくなる様に、踊り場に見せ場として間接照明を作っています。
分娩室のLDRの写真です。妊婦さん、ご主人がリラックス出来る様に畳のスペースを作り、状況によって音楽を流す様に、ipod用のタワースピーカーを置きました。ここでの音楽の選曲、設定も私がしました。
3階の特別室です。畳のスペースもあり、個別にトイレ、シャワー室を完備しています。
2階の病室です。移転前のクリニックでも好評だった、畳敷きを採用しています。
3階のラウンジの写真です。屋上テラスに隣接し、明るい空間です。フランスの壁紙をパネルとして、ディスプレイしています。