S邸
木造住宅のリノベーション作品です。道路を挟んで向かい側にある公園を取り込み、ウッドデッキの高さを調整し、道路を通行している車や人からの視線を遮り、公園が自分の庭の様になる様設計しました。開放感のある、両引きのサッシを取付、床材を無垢のウォールナットで暖かみを出しました。
この空間が、ダイニングキッチン、和室、客間、縁側とつながった純和風のインテリアで、庭には、和風の庭があり、公園の環境を取り込めていなかった。広いLDK、広いウッドデッキ、公園の取り込みを希望されていました。
近くに住んでいる設計者であった事、ホームページから趣味が一致していた(アルファロメオ所有)、今までの実績を評価頂いた。
純和風の続き間を開放感のある空間にする為、耐震的に必要な壁は残しその壁が存在意義がある様に、希望されていた暖炉の配置を計画しました。開放感のある空間にする為、2.5mの引き違いの掃出し窓を撤去し、両側の壁の外側にサッシが納まり、2.5mの大きな空間になるサッシを取付けました。フローリングはブラックウォールナットの無垢材を貼り、暖かみを出しました。
親類に工務店がいて、そこに頼むと、思い通りの家とならないと思いお願いしました。様々な思いを形にして頂き満足しています。
既存の玄関ドアを取り外し、壁と、玄関戸をを同じ目次の仕上で一体感のある壁面としました。
構造的に取る事の出来ない壁に、本棚を設計しました。ご夫婦の趣味の本。お子さん(当時5歳、と6歳)の本等を入れています。
構造的の取る事の出来ない壁の前に、ご希望の暖炉を取付ました。LDKの中央近くで、全体的にあたたかくなりました。
構造壁につけた本棚とつながり、無垢材で作ったベンチを付けました。ここに座って、読書をされています。
LDKの奥には、以前からお持ちのイタリア製の大きなベッドを置かれています。ベッドというよりはソファ的に使われています。この空間とダイニングの境には、木製の縦型ブラインドを取付、オープンにしたり、仕切ったり、少し隣を垣間見れたりとたのしんでおられます。