普段着のすまい
●設計事例の所在地:
広島市安佐南区
●面積(坪):
31
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
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●メイン画像の説明文:
日本的な雰囲気だけどフローリングのすまいに住みたい。軒もきちっと出ていて、どう見ても日本のすまいでありたい。
これがお若い施主の当初からの要望です。
柔らかく光を拡散する紙障子は日本建築のボキャブラリーとして欠かせないものです。
紙障子、ガラス戸、網戸、雨戸は全て壁の中に引込み、広島の市街を一望できる素晴らしいロケイションを最大限に発揮できるようにとても永い時間をかけて現場に足を運び、施主と相談し、やっとたどり着いたすまいのかたちです。
和室と居間はあえてつなげませんでした。
和室の持っている雰囲気が居間と中途半端に一続きになる事で曖昧になり、そのよさが失われるとおもったからです。
施主もそのことは賛成してくださり、そのようにしてよかったといってくださいました。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
遠く広島から私を見つけてくださった若いご夫婦の住まい。
優しいご夫婦とかわいいお子さん二人が健やかに育っていく、そのことを常にイメージして設計しました。
社会がクローバルになればなるほど、日本人としてのアイデンティティーを失わないで欲しい、そのためには永く引き継がれてきた日本の伝統の延長線上にある現代の住まいで、子供たちに育ってもらいたい、施主もそのことを強く望んでいました。
おじい様が建てた以前の家で使っていた瓦や、床の間の柱などは丁寧に取り外して再利用しました。
その他の画像:
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