江戸時代の古民家再生

●設計事例の所在地: 
大阪府寝屋川市
●面積(坪): 
81坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

時代の移り変わりと共に変化する生活に合わせ手を加えながら、150年間家族の暮らしを守り、多くの思い出を作ってきた古民家を、今回、思い切ってタイムスリップし、建設当時(江戸時代)の材料をむき出しにし、土間空間を生かしたデザインで再生いたしました。写真は、古民家らしい薄暗い室内から、明るい中庭を望んだもの。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

大家さんからお話を頂いた時、どうやって生かしていくか?賃貸として貸したいが、顧客がつくか?と、悩んでいらっしゃいました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

当事務所はエコハウスを専門に手がけている設計事務所ですが、エコライフを促進するNPOもやっていて、こんな古民家があり、こういうふうに再生しますが、借りたい方はいませんか?と、情報を流したところ、「是非!」というお客様がいらして、大家さんに紹介したところ、こちらに設計依頼をされました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

建材は木や漆喰など全て自然素材を使いました。賃貸者が決まってからのリフォームでしたので、借りる方のご希望に沿うことが1つ大切なことでした。それと、この建物が魅力的になるよう、元々の建築スタイルである重厚な古民家らしさ引き出しました。再生してから4年ほど経ちますが、最初借りられた方がずっと使っていらっしゃいます。

依頼者の声: 

空家でどうしようかと思っていたけれど、こんなに良くなって!と、とても喜んでくださいました。この古民家の隣に大家さんは住んでいて、よく工事を見ていたので、「大変でしたね。」と労ってくださいました。

その他の画像: 

写真は、中庭から母屋を見たもの。茶色い鉄板屋根は、茅葺き屋根を覆ったものです。

写真は、土間空間で、丸太の大きな梁をむき出し、壁は土壁にしました。重厚で、優しい空間になりました。

設計者

ユーザー 夢設計 太田博子 の写真
オフライン
Last seen: 1年 11ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:30