西陣織屋建ての町家再生 ~ETHICAL HOUSE~

●設計事例の所在地: 
京都市
●面積(坪): 
敷地面積:21坪、建築面積:16坪、延床面積:27坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

土間から座敷を望む

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

環境や社会に配慮する「ETHICAL(エシカル)」な考え方を京町家の再生に活かしました。

蓄熱式土間や雨水タンクなどにより自然エネルギーを活用し、環境負荷の軽減を図るとともに、京町家における生活様式の継承、街並みへの配慮、地域産材を活用し、地産池消の地域貢献を図っています。

特に、町家のオリジンとも言える土間空間を大胆に取り入れ、また活動的な生活スタイルを取り入れ、畳の間の新しい静の生活様式と対比させ、豊かな生活様式を提案しています。

その他の画像: 

土間から直接階段に上ります。
階段の段板は集成材を用いています。
和室の板戸で、階段の昇降を隠すことができます。

ダイニングキッチン
イタリアンタイル敷きの土間にしました。
活動的な生活スタイルをイメージしています。
南の太陽が入ります。

玄関ガラス戸
元々この建物で使っていたガラス戸を使っています。
昭和レトロ感がよく出ています。

2階北窓
外部はアルミサッシですが、内障子をはめると落ち着き感が出ます。
出窓も昔の出窓を使っています。

吹抜けゴロンボ
小屋組をあらわしで見せています。
天井板を貼り、屋根との隙間に断熱材を入れています。

木ブロック
ランダムにスギの木片を貼り込みました。
無垢の木材を使った家であることが強調されます。

木ブロック詳細
スギの柾目の源平ものを使いました。柾目だとシャープな印象を出せます。

宙の間
2階の簀の子仕上げの、フリースペースです。
多目的に用いることができます。

勾配天井とゴロンボをあらわしにすることによって、
広々としたリビングにすることができます。

外観は外壁の仕上げを修復した以外は、オリジナルな形にしています。

設計者

ユーザー 株式会社 クカニア 西巻 優 の写真
オフライン
Last seen: 9年 1ヶ月 前
登録日: 2015-01-21 15:38