寺院|建築家の設計事例

老朽化による雨漏り等もあり、耐震性にも不安がありました。檀家の皆様の協力もあり、数年をかけて建設費を確保。天蓋も従来のものを使用しました。(クリーニングをし生まれ変わりました。)建設費のバランスを考え節約すべき所、初期投資をしっかりすべき所に配慮しました。

耐震性を考え、当初は金属屋根の様な軽い材料を取り入れました。しかし檀家様達から、重厚感のある瓦屋根にしたいと、ご要望があり、瓦屋根に決定をしました。そこで、屋根工事はプロテクト工法を取り入れ、安心安全な措置を致しました。高齢の檀家様の為にスロープを設け、室内はフラットです。

江戸時代中期(1750~1760頃)の建物で、彫刻・彩色なども美しく、当時の特徴を良く残しています。
傾斜した柱を矯正し、床下および小屋裏の腐朽部材の交換、金物での補強、そして土葺きの瓦屋根を金属瓦に葺き替えます。

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