市街地に建つ、鉄骨造3階建の2階部分の全面リノベーション。両親が他界したことにより、夫婦2人用の生活空間を、女性3人が暮らすための“場所”へとつくり替えました。
個人住宅夫婦と2人のこどものための住宅 趣味の多い夫婦がそれぞれの場所をつくりやすくする事を大切に設計しています
住み慣れた土地での建替えを希望され、また、定年され家で過ごす時間が長くなることを踏まえ、緑が大きく育った庭と、目の前が公園という豊かな環境を享受する事ができる住まいをご提案しました。
子育てを終え、リタイアされたご夫婦の終の棲家となるため、落着いた居心地の良い空間を心掛け、趣味(料理)のスペースを充実させました。また寝室→水回り→LDKの動線をコンパクトにまとめ将来に備えました。
ペンショングスベリーは北海道・富良野にある、家族で経営する小さなペンションです。
ご主人の居場所、音楽を楽しむコーナー、新聞を落ち着いて読める場所を設けました。
2世帯で住むことはなかなか難しかったりします。仲良くここち良く住んでいくために、お力になれたらと思い設計しました。
まず、林の中の雰囲気を醸しだすために、北の玄関ポーチの前にシマトネリコの大木を植えて、吹き抜けの大開口越しに見える樹木と南の庭との間に挟まれたご主人の書斎空間を作りました。
道路を挟んで桜並木があり、それらを楽しめるように、2階にLDKを計画しています。柱や梁など構造材が見えるようにしたり、杉厚板の床や漆喰の壁など自然素材の家となっています。太陽熱利用の暖房や雨水利用ができるようにもなっています。
個人住宅夫婦と3人の子供たちのための住宅