木造|建築家の設計事例

 津山市のステンドグラス協会会長を努められる女性がお一人で住まわれる、アトリエを持つ、小さな住宅である。

 岡山県北部の名勝「神庭の滝」近くに建つ、5人家族のための住宅。滝に生息するサルが裏山に来る姿を、室内から眺められるという、山懐に抱かれた環境である。

住まい手より友人の工務店で施工がしたいという希望があり、遠く長野県から黒岩工務店が大阪に住み込んで工事を行いました。黒岩工務店の職人ならではのアレンジが加わり、和の色が強く出た木の空間にすることができました。

細長い敷地にいかに多くの部屋を取れるか、かつ魅力的なアプローチ、共用空間を求められました。
アプローチで敷地中央に引き入れ、2つのボリュームの間にエントランス、階段空間を取るとで、画一的な外廊下型共同住宅とは違った魅力を引き出すことを意図しました。

別荘なので周囲の視線を気にしないですむように各室配置を考慮する必要がありました。
南面の庭に植栽を施し、西面は坪庭付きオープンタイプの温泉浴室のボリュームを作る。

隣接する某企業の2階主執務室からの視線を遮るために、大屋根の掛け方を工夫し建物はL型に計画しています。L型の南面する壁面に大きな窓を設け日射を取り込んでいます。又、L型の主屋と少し距離を置き2台分の車を停めることが出来る屋根付きの車庫を設けています。

金沢駅から8号線に向かう、幹線道路沿いに建設しました。
金沢市は、景観条例が古都だけあって、厳しい地域です。
その条例により、デザインしております。
具体的には、最高高さは9.0m以上、色や、サイン類も規制があります。

 住宅密集地で南側の住宅が隣接して建っている、鰻の寝床のような敷地での計画でした。
 最初のご要望は「普通じゃない家」
 同じような形の住宅が建ち並ぶ中、他とは違うようなファサードの家にしたいというご要望でした。

 この計画は津山市の出雲街道沿いに、大正9年に建てられた銀行建築の改修である。津山市が所有し、昭和52年に洋学資料館としてリノベーションされた施設は、平成4年に津山市の文化財指定を受けている。その施設に新たな芸術文化交流拠点としての改修と最小限の増築を行った。

整理が得意な方ではないので、収納スペースを十分に取って欲しい。
床・クロスも汚れにくく、手入れが簡単なものに。
以上の点を留意し、施工会社と打ち合わせをしながら取り組みました。

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