木造|建築家の設計事例

正方形の敷地に十字型に建物を配置した、4つの坪庭のある家です。各部屋がらせん状につながるスキップフロアの構成となっており、連続しながらも、分節された一体空間で、各々の活動に集中しながらも、お互いの気配を感じながら生活できる楽しい空間となっています。

施主は仕事で永く海外生活をしていましたが 仕事を止め 帰国に合わせて完成させた家です。
設計期間の打合せは 年数回の一時帰国の機会と あとはメールのやり取りで行ないました。

兎に角暑いと、既存工場を案内されると、鎌倉ファンの轟音にも関わらず、まったく熱気が抜けていないかった。
暑さとの戦いと、美しい木造の実現で、クリーニング業界に新風を巻き起こすことができた。

構造:「在来+外張り断熱二重通気工法」
屋根:洋瓦                          
外壁:JP吹き付、窓・樹脂+アルミ複合サッシ
内部 床:くり無垢フロ−リング(床暖仕様)
      一部:マブスト−ン

床面積は26.6坪と広くはありませんが、広がりのある空間を演出するため屋根のかたちをうまく使うことで平屋建てだけれど吹抜けをつくることにしました。
最終的には吹き抜けの一部はロフトになりましたが、南側の光が北側の部屋まで届き明るい空間をつくることができました。

周囲の環境は静かで広々した田園である。周りの環境を阻害しないように、
出来るだけ生活空間を1階に配置し、大地に大屋根で横に長い和の
フォルムを形成した。

大きな台風が発生する地域でもあり、外殻には防風ネットを設置することができるなど2重構造の形態は地域の風土から生まれたものでもあります。

外壁後退線、北側斜線で囲われる範囲の中で最大限建てられるボリュームを確保しようと、総2階建てのような構成とした。
水まわりや廊下等は極力天井高さを押さえ、また2階個室も梁を現しとするなどして階高を押さえることで、広々とした屋根裏空間をうみだした。

北側に前面道路を持ち、ほかの三方は隣接住宅に囲まれた60坪程度のどこにでもある住宅地です。すでに建ち並ぶまわりの住宅をみると、前面の道路にもかかわらずみんな裏っぽい表情を見せています。

【キサス・キサス・キサス】は、高知県須崎市の山と川の自然に恵まれた環境に計画された、コーヒーとタバコ、そして音楽が大好きなご主人とその素敵な家族の為の住宅です。

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