建築家の設計事例
薫習館」改修工事にあわせて、「京都本店」も新しくリニューアルOPEN致しました。以前の店舗の雰囲気を継承しながら、広くなった店舗スペースは数寄屋造りを基調とした、上品なデザインで統一されています。 |
当初は工期短縮を期待して、中国メーカーの輸送用コンテナによる構造にて検討しておりました。 |
□計画にあたって |
外観は、可能な限りシンプルにまとめることを心がけました。内部は、外部と対比させることを考え、床、壁、天井と、すべてをラーチ合板で構成させました。深みがあり、落ち着きのある、独特な空間を作ることができています。 |
敷地は東側に海が一望できるとても見晴らしのよい場所です。 |
「海景」 |
布団を干しための環境を整えるためにこのプランは出来上がりました。雨が当たりにくい深い位置のバルコニー、陽を採り入れるためのトップライト、雨を通しにくい格子網戸をセットしました。 |
眺望を生かすため、1階プライベートルーム、2階LDKのプランとなりました。 1階より2階の床面積が広かったこと、2階LDKに面するテラスを大きくとりたかった事などから、1階部分と2階部分が直交する建物となりました。 |
施主との最初の打合せでの言葉が印象的であった。「庭を中の空間のように感じたい」敷地は良好な住環境ではあったが周囲に参照すべき景観はなく、コートハウスを提案したのは自然な流れだった。ただ、その良好な住環境ゆえに完全に閉じた外観は周囲に与える影響が大きく少なからず抵抗はあった。 |