自然素材|建築家の設計事例
都内の閑静な住宅街に、代々大切に受継いでこられたお住まいがある。 |
子育てを終え、リタイアされたご夫婦の終の棲家となるため、落着いた居心地の良い空間を心掛け、趣味(料理)のスペースを充実させました。また寝室→水回り→LDKの動線をコンパクトにまとめ将来に備えました。 |
南北に縦長の敷地で、4つのブロックを日照や通風を考慮して |
外壁には、日本建築の伝統文化である焼き杉(墨付きの焼きっぱなし)を使用しています。また、玄関や廊下を含めて和室の化粧木部は全て、柿渋、べんがら、わびすけ(椿の一種)といった伝統的な塗料を使って古色に仕上げ、壁は本漆喰塗りとなっています。 |
建物は大きな片流れの屋根フレームの下にL型テラスを配するシンプルな構成。渓流のせせらぎが聞こえる西側に犬といっしょに使える浴室を配置、ここからテラスへとつながる動線を確保し、天井の低い北側に水回りを集約しました。南側谷間への眺望の開けるリビングはテラスを介し庭につながる大きなガラス開口です。 |








