傾斜が大きく不整形な土地に法制限などきびしい条件の敷地に建つ住宅です。しかし、南西側は窪地で落ち込んでおり眺望が良く、まるで競技場スタンドの一角をなすような立地でした。
施主は仕事で永く海外生活をしていましたが 仕事を止め 帰国に合わせて完成させた家です。設計期間の打合せは 年数回の一時帰国の機会と あとはメールのやり取りで行ないました。
建物のデザインには 施主がはっきりとしたご希望をお持ちでした。施主こだわりの外観です。北の道路面は閉鎖 南の大きな開口からはリビングの吹き抜けを通し良く陽が入ります。
外壁後退線、北側斜線で囲われる範囲の中で最大限建てられるボリュームを確保しようと、総2階建てのような構成とした。水まわりや廊下等は極力天井高さを押さえ、また2階個室も梁を現しとするなどして階高を押さえることで、広々とした屋根裏空間をうみだした。
外壁は吹き付けと外張りによる二重断熱、床下暖房、断熱サッシと断熱扉。幾重にも重ねた断熱性能で、デザインと開放性、居住性の並立を実現した家。
細長い敷地の奥に建つ4階建事務所併用住宅の計画です。周辺を建物に囲まれた中で豊かな内部空間を構成するために間取りだけでなくインテリア、事務所家具にもこだわった計画となっています。
プライベートを確保するため台所と食卓やリビングを上履きとましたが、仕事のことも考え直接仕事場の方へ行けるドアを設け段差も小さくすること、来客が来た時わずかに気配が感じられるよう小さな窓を設けました。
カルチャースクール併用という特殊な用途との併用住宅を限られた予算の中でうまくコスト配分し実現すること。遊び心のある自然素材を効果的に取り入れること。
昭和50年代の住宅をフルリノベーション。
古い間取りを、現代的で使い勝手の良い間取りに一新。回遊性が高く、風通しも温度環境も、耐震性も、全て新築以上になるよう純度を高めました。
周囲の環境は静かで広々した田園である。周りの環境を阻害しないように、出来るだけ生活空間を1階に配置し、大地に大屋根で横に長い和のフォルムを形成した。