計画地は北側道路で敷地より約1.8m~2.2m低い道路に面しており、車2台を駐車希望。
当初は、吹き抜けを希望されましたが、敷地環境を拝見し平屋を提案しました。奥にはお母様が住まわれる母屋が建っていますので、母屋での生活も明るく風通しの良いものとなりました。
敷地は北西方向に海を望める別荘地的な環境なので、夏の西日対策と相反する開放感のバランスを考え、軒の出、高さ、引き込み簾障子、軒先き簾等々考慮しました。
旧東海道沿いのむくり屋根の家づくり。街道に沿って伝統的な日本家屋が建ち並ぶ土地の風情・秩序を大切にし、建物内部に車庫を配置、そしてその奥に広々とした居住スペースと庭を設けました。
木組み・土壁の家
周辺環境を見据えた伸びやかな住空間を実現することを主眼としてつくられた住宅です。
中庭を囲むU字型プランにして、1階には玄関とは別の裏動線をつくり浴室へ行けるようにしました。2階にLDK、子ども部屋も中庭を隔てたキッチンの対面に配し、スタディコーナーはリビングの一角にし、どこにいても気配が感じられるような明るく開放的な住まいになりました。
「橘の家」は、アトピー性皮膚炎患者である30代の女性とその夫、および親夫婦のための2世帯住宅の建て替えでした。
遠く広島から私を見つけてくださった若いご夫婦の住まい。優しいご夫婦とかわいいお子さん二人が健やかに育っていく、そのことを常にイメージして設計しました。
築100年以上の地域の名家は数年前より空き家となっていました。
リビングを中心にして、明るくシンプルな隅々まで開放感のある家こご希望でした。また、車とアウトドアスポーツ好きのご主人にとってはガレージが大きなポイントとなりました。隣接する建物を意識せずに採光出来るようハイサイドライトやトップライトを多用しています。