木造|建築家の設計事例

 眼下に海を見渡す事が出来る高台に敷地はあります。
建て主はこの素晴らしい景色に一目惚れし、数年前にこの敷地を購入しました。

・住宅地の高台で前面道路と2m程レベル差があり、南に抜けのある敷地での計画です。
まず敷地の特徴を最大限に活かすことを考え、手前に2台分駐車場を設け屋外階段でアクセスすることで、高低差を活かすように計画しました。

40年程前に開発された住宅地に建つ住宅である。
住宅地全体がほぼ南に傾斜しており、どの住宅も日当りの良い環境になっている。
住宅地の開発当時に新築された住宅がまだ多く残っており、今回の敷地にもその当時の既存家屋が建ったままとなっていた。

 「中条の家」は、ガレージハウスのイメージを打ち壊すように、穏やかな和のテイストで、大人の上質空間を目差しました。グッと軒先を抑えた屋根は、周辺環境となじみ、柔らかです。ポーチの型ガラスの飾り棚ディスプレイが家族をお出迎え。玄関脇の和室もまたオモテナシのこころ。帰宅するのが嬉しくなります。

スペースの有効活用をするため玄関は1ヶ所ですが、階段の向きを変更して玄関から直接それぞれの生活空間へ分離できる動線計画とし、2階にキッチンと浴室を増設して、それぞれの世帯が独立した生活ができるようにしました。

容積率600%の指定エリアであり、フルボリュームの建物であれば、3階建ての建物が建つ敷地条件ですが、建物仕様が耐火建築物が必要となり、上階部分(空中店舗)の低い賃料や入居率等のリスクを考慮し、貸しやすく、賃料の取れる路面店舗のみの木造平屋店舗としています。

敷地は前面道路と高低差のある郊外住宅地の一角にある。郊外住宅地のメリットは敷地が広いことはもちろん密度が高い都心に比べ隣地との距離が確保できることや通行人の視線が少ないことなどから開きやすい。

玄関は大きな土間とし、ご夫婦の趣味である自転車や釣り道具がおけるようにしました。
海側にコーナーで大きな窓を設け、海や緑の景色を部屋の中に取り込みました。
床はブラックウォールナットの無垢材、天井も木を表して温かみのあるインテリアとしています。

80〜90㎡、7住戸、木造2階建アパート(長屋)です。京都の普通の住宅街に立地しています。比較的閉鎖的な外観に見えますが、間取りはは7戸全てが中庭を中心に展開されており、開放的な住空間を持っています。近隣の同種物件より、3割増しの家賃を設定していますが、空室期間もほとんどなく推移しています。

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