ローコスト|建築家の設計事例

建物の安全性にはかなり神経を使っています。崖地そのものを建物で抑える構造としているために、その土圧を強固で自重のある鉄筋コンクリートの基礎だけではなく、30本余りの鋼管杭にも負担させることでこの基礎を構造的に成立させています。崖地や傾斜地での建築では一番神経を使うところです。

もともと1軒の平屋の住宅が建っていた300坪の敷地に、4軒の戸建て住宅を建てる建替えプロジェクト。

狭い敷地を気にされてましたが、コンパクトな動線を心がけ無駄のない美しい建築をつくりたいと思いました。
オーソドックスではありますが白という色を貴重にしつこいくらいこだわりました。

閑静な住宅地に建つ二世帯住宅で、老朽化した木造住宅の建て替えです。
建て主ご家族からは、女性が多く生活するのでセキュリティを重視しつつ明るくて風通しの良い住まいとの要望がありました。そこで外部に対しては閉じ、内部に対して開放的な中庭をふたつ設けたコートハウスにしました。

一般に言う狭小敷地に該当します。オフィス・ビルトインガレージ・住まいという3つの条件を満足するため、木造3階建てとなりました。

ローコストで選択できる素材のなかから、壁はキズつきにくいこと、床は歩行感や張替え時の経済的な負担を考えながら選択しました。
南北の窓を見通せるポイントを作り、人も、犬も閉塞感を感じない室内空間を目指しています。

現在の住宅では個室が少ない上、子供が大きくなったことから、個室を確保するために増築・既存改装が始まった。

住宅っぽく見えないこと、プライベートな庭を設けたいこと、などが主なご要望でした。

受付・待合・中待合・廊下をU字型の街路に見立てて、診察部分のおうちを取り囲むプランとしました。
何よりも来院者の不安感を取り除き、リラックスできる空間創りをしています。
流行のグレイ・トーンを採用し、シンプルで洗練された設えにしました。

屋根の形を工夫することで、ロフトを広く確保しました。1階からロフトに抜ける高低差を活かした風で涼しくすごせて、冬は床暖房と障子を閉めることで暖かく過ごせます。

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