ローコスト|建築家の設計事例

小さな敷地いっぱいに建てたBOX型住宅です。都市型住宅にありがちな傾向ですが、快適な住環境とデザインとの調和を目指し窓周りの設えを整えてデザインしています。温熱環境計算から導きだした窓面積と周辺環境との調和、整合性を取りながらプランと造形デザインを行っています。

容積率600%の指定エリアであり、フルボリュームの建物であれば、3階建ての建物が建つ敷地条件ですが、建物仕様が耐火建築物が必要となり、上階部分(空中店舗)の低い賃料や入居率等のリスクを考慮し、貸しやすく、賃料の取れる路面店舗のみの木造平屋店舗としています。

高台に土地があるおかげでリビングには光がサンサンと入り家族の集まる中心地になっています。食事、くつろぎの時間を通して家族の会話を楽しんでいます。特別な材料は使わない自然の材料でシンプルにまとめた明るい内装になっています。

御夫婦で暮らすほぼ平屋造の建物です。ガレージの上のみスキップフロアの寝室となっています。寝室からLDKへと繋がる開放的な空間と、将来的な暮らしやすさにも配慮した平面構成が特徴となっています。

玄関は大きな土間とし、ご夫婦の趣味である自転車や釣り道具がおけるようにしました。
海側にコーナーで大きな窓を設け、海や緑の景色を部屋の中に取り込みました。
床はブラックウォールナットの無垢材、天井も木を表して温かみのあるインテリアとしています。

湖の前ということで、水害について心配されました。近隣の状況、お話などを伺って、通常より1mほど高くしています。そのため、庭や道路とのつながりを作るため、デッキとデッキ階段の他にデッキから繋がるデッキベンチを設けています。晴れの日や庭での行事に活躍しているそうです。

各施工業者との見積り打合せをし お施主様から直接発注の方法で 余計な経費を削減しました。その分建材・設備をグレードアップしてあります
間取りも斜め配置をしてデッドスペースで収納などの工夫をして広く見える空間づくりをしました。

最優先は、ローコストです。
その為に、外部サッシはすべて既製品を利用しましたが、豊かな内部空間の創出に寄与しています。
又、すべての床を檜の無垢材にて設計し、天井仕上げを無くし、ローコストを図っています。

限られた空間に食う・寝る・くつろぐスペースをいかに無駄なくつくるか、
建て主の方と話し合いながら設計を進めました。

周辺環境の良さを生かすために、建物を南北に細長い形状とし、主だった全ての部屋で東と北の眺望を最大限採り込めるようにした。平面は南北方向に3等分され、東と北に向かって眺望が得られる居室が南北に配され、中央に共用の水廻りと縦動線である階段が収められている。

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