建築家の設計事例

自然をほどよく残した小高い山の上にある敷地に四世代家族のための住宅を計画した。

新たに霧島にオープンするリゾートホテルの専用レストランのオーナーシェフとして、名古屋からIターンされる御夫婦+愛猫の為の住宅です。霧島温泉のホテル街や別荘地に程近い集落の中の緩やかな傾斜地に建っています。

敷地は、東京近くの住宅密集地。南側道路だが向いには3階建ての家が並んでいて、1階は殆ど日影になっています。敷地面積は63㎡と小さく、建築面積ギリギリの2階建てとする事から計画はスタートしました。

深く伸びた庇で強すぎる夏の日差しを受け止めつつ
デッキから軒裏へ反射した柔らかい光を室内に届ける

大変な急傾斜地で且つ狭小地であることから基礎部分に相当な建築費が取られてしまうことは避けられません。なるべくコストを下げて基礎を作り、海を一望できるロケーションを生かした開放的でコンパクトな計画にしました。

日射を適度に遮りスリット状に室内にみちびくことで光は季節や時間でその表情を変え室内を彩り、豊かな生活空間を演出。

ライトコートを中心に開いた豊かな暮らしのある家

交通量の多い幹線道路から、一本路地に入った先に建つマンションリノベーションの計画です。

薪ストーブの熱で建物全体が温められるように暖気が循環出来る平面、断面計画としています。
吹抜や階段などを通じ効率よく熱が巡り、各部屋が暖められるようになっています。

47坪の敷地に建つ、1階に天井高3mのLDK(居間・食堂・台所)がある、都市型平屋住宅です。近くに国道があるため、外観は完全に閉じていますが、家の中から3つの庭を眺められるようになっています。1階LDKから南側の表庭1と裏庭を眺められ、和室から北側の表庭2を眺められるようにしています。

新たに購入された敷地は、隣地は林で緑が多く環境的に良い場所でした。この環境を生かしつつ、開きつつ閉じた設計としています。

小規模な外国人向け賃貸マンションのリニューアル計画、全体を高級感のある雰囲気とするための意匠を求められました。特にエントランス部分はアルミやステンレス、フロストミラー等の硬質な素材を使用し、照明等を工夫することで、都会的な洗練された意匠を心がけました。

お施主さんは、青梅市で30数年洋菓子屋さんを経営してきた60代のご夫婦。
今回、地元の方に長く愛されてきたお店を惜しまれつつも閉じることに。
これを機に思い出の詰まったお店を、
ご夫婦+愛犬+愛猫の住まいへ建て替えることになりました。

静かな住宅街に位置する敷地は都内の便利な場所とあって、ほどほどに住宅の立て込んだ地域でした。窓を開け、視線や風を通して光を取り入れる為には、隣家の大きな窓と「正対」することを避け、周囲の建物の合間をぬった位置に開口をとってゆく必要がありました。

棟は別々ではあるが一体感を表現

典型的な郊外住宅地の住宅計画、建蔽率いっぱいに建てた鉄筋コンクリート2階建住宅です。道路側はプライバシーを守るため閉鎖的な壁とし、玄関ホールには自然光が降り注ぐようにトップサイドライトを設置、明るい空間となるよう工夫しました。

2*4材のデッキとフェンスに家具、テラコッタタイルや大谷石を組み合わせてデザインしました。

平屋ですが、屋根勾配を利用してロフト空間を計画しています。オープンなワンルームの間取りは、引き戸によって細かく分けることができます。

「この土地を買おうかどうしようか迷っているんです」と御相談を受けて、プランを作成して一緒に検討をさせて戴きました。間口は狭く、傾斜地でもあり、満足されるボリュームを法的に十分取りきれないであろうと懸念されたからです。結果的には間取りも空間の構成も納得され計画を進める事になりました。

モミジの名所・真如堂の裏に建つ住宅です。敷地が決まった時には、2階のテラスから大文字焼きが見える高さを確認するため、一度仮設足場を組んで床レベルの設定を確認してから設計を始めました。

ページ