建築家の設計事例

南側道路であるため、リビングを道路側に配するとお隣様から展望される事となりプライバシーの確保が難しくなります。そこで坪庭を配しリビングのプライバシーと通風を確保しました。「夏場、一度もクーラーを使用しませんでした。」とお褒めのお言葉を頂きました。

素朴でナチュラルな広い美容室。
小物やオブジェも合わせて、かわいい雰囲気になりました。

商店街通りに面した敷地条件から、狭く急な階段の二階が生活空間。この条件はそのままに暮らしやすさの追求と、住みながら自由に居所を選べる間取りが出来ること。

本物件は設計だけでも1年以上かかりました。基本設計も固まり、実施設計にかかっていたものの、依頼者の都合による大幅な計画変更にも都合を察し、常に依頼者と同じ視線で悩み考え模索してきました。

絶対楽しいインナーテラス・・・・アウトドアライフの家

家の中のアウトドアスペースは、空気を囲うだけのローコストエンジョイスペース。安く作って広く使える楽しいリビングルームです。

天ぷらというシンプルな料理を引き立てるような材料選定を行った。

依頼者の希望である南面からの日当たりを確保するために、南面を大開口としました。構造強度を補うために壁ではなくステンレス製の線状の筋交いを設けています。
また、間取りも柱がなく建具だけで自由に間仕切ることができる仕組みを採用しています。

強い西日を遮るために、正面西側の壁は、縦格子を設置しました。縦格子は細かく曲線を描き、陽の光を柔らかく遮る働きをします。それが、らあめんのちじれ麺のようでもあり、お店のイメージとなるようにしました。

ご高齢の建て主にとって悩ましい敷地南北の高低差は、日照面でも大きな懸念がありましたが、ハイサイドライトを中心にした空間造りにすることで、平屋でコンパクトにまとめました。

こげ茶色と白、そして透ける格子を設け、バリ風に全体をまとめました。

限られた敷地内で4人家族の生活の場とピアノ教室を主目的とした音楽室を作ることを所望した。狭い空間でも響きが良い音楽室にする為に球体を採用した。

平屋の建物ですが、回遊性を持たせたり、屋根裏部屋をつくったりしてプランが単調にならないようにしました。

典型的な都市の狭小地に立地し、4m以下の2項道路に対して来客分も含めた車3台を駐車するという難題を鉄骨構造の柔軟さにより解決しています。前面道路側は構造をオーバーハングさせ、駐車スペースを確保し、最上部はシェル構造の屋根により、道路斜線と南側採光を両立させています。

シンプルモダンをご希望に沿いつつ、個性的な外観、温もりある内観スタイルにしました。
予算が限られている中、長期優良住宅仕様とし、日常的に触れる床は、無垢材(パイン)にこだわりました。

単純な骨組み・無駄の無い構成・簡素な仕上げでコストダウンを徹底しつつ、アトリエの土間床から家中を暖める温水床暖房を採用しています。建主とご友人の作家さん共作のステンドグラスは、建物の象徴的な存在となりました。

お施主様のこだわりをお互い意見交換しながら楽しく形にしていった建物です。

「規則正しいグリッドプランニングに則った、真四角でシンプルな箱」で抑えるべきコストは抑え、魅せるべきポイントにはコストを惜しまないメリハリの利いた計画を提案しました。

よみがえった蔵造り
明治26年から歴史を積み重ねて....。
  川越大火(明治26年)直後に建てられた蔵造りである。市内では珍しく越生の大工の手によるものである。伝聞では、越生で建てる予定だった物を買い付けて来たとのこと。

今回新築するにあたって一緒に住まう親子は、食事,風呂,就寝等の時間帯が全く異なります。又、子世帯の夫婦は、平日の夜や休日の昼間、友達を招き歌の練習をするという話でした。そこで、建物としては一棟に見えますが、玄関,キッチン,風呂,便所等全てが別々の完全二世帯住宅を提案しました。

自邸をつくるにあたり、時に耐える建物。本物の素材を使う事に決め設計した。

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